婚活体験談vol.4 初体験「ゆっくりしようね」やさしい彼に別れを告げた悲しい理由 後編

婚活体験談「初めての夜」

美人なのに、理想が高すぎて、31歳まで男性経験ゼロの「処女」だった宮脇さなさん(仮名)。

モテるイケメン男子が急に自分を好きになるという少女漫画的妄想をして過ごした「イタい」10代・20代でした、という語りに共感する方は多いのでは?

前半では「結婚相手と言うより、処女を捨てたくてはじめた」という婚活で、初めての彼と出会う様子を伺いました。今回は「彼とのその後」から語ってもらいます。

「大事にしたいから」ただ抱き合って眠った初めての夜

ーー彼とは、どんなふうにして付き合うようになったんですか?

さな:PARTY☆PARTYカップリングした後は、ごはんを食べに行って。その時に、彼が会社を経営していることや、お父さんの他の会社も継ぐ予定だと聞いて、この人は結婚相手としてものすごくいい物件なんじゃないか!?と感じた自分がいましたね(笑)

それから、休みごとに合うようになりました。土日出勤の日もあったようなんですが、休みを取ってくれて、デートをして。

ちょうど出会ってから1ヶ月経った日に、LINEで「本当は会って言いたいけど、今日言いたいから言うね。付き合ってください」と言われて、付き合うようになりました。

うれしかったですね。彼氏なんてできないんじゃないかと思うこともあったけど、こんなに自然にできるのかと思いました。

 

ーー処女だったと言っていましたが、初めては、その方と?

さな:そうですね。

付き合うようになった初めてのデートで、私が飲み過ぎてしまって、彼がうちに送ってくれたんです。そのまま、彼もうちに泊まって。来てくれるかもって、部屋をピカピカに片付けておいたんで、よしって感じですよね。

その夜、うまくできない自分を変に思われると恥ずかしいと思って、彼に言ったんです。実は、処女なんだって。

 

ーーどんな反応でしたか?

さな:ちょっとびっくりしてたのかな。でも、自分も豊富な方じゃないからって言ってました。

その日は、ただ、キスをして、抱き合って眠りました。彼は、我慢して、苦しくて、全然眠れなかったって言ってましたけど。でも、大事にしたいから、すぐ全部するのは、もったいないよねと言っていて、その言葉は、すごくうれしかったです。これまでの私の歴史も、大事にしてくれている感じがして。

そのあと、2人で箱根に旅行に行って、そこで初体験でした。

気持ちよくもなんともなかったけど(笑)大切にされている感じが、うれしかったですね。

婚活体験談「初めての夜」

嫌われたくない。がんばりすぎてジンマシンが

ーーすごく順調に聞こえるんですが、その彼とは結婚しなかったんですか?

さな:私も、この人と結婚できたらって思ってました。でも、ダメでした。

彼の地元は東北なんですよね。お父さんの2つの会社も東北にあって。一応、東京でも事業をしているけど、いつかは東北に戻ることになるって。

はじめはまあ、彼と一緒になれるなら、結婚して東北に行ってもいいかなと思ってたんですけど、同居前提、おばあさまの介護も必要になるかも、お願いしたい、みたいな話もされて。

出てくる話が一々、予想外すぎて。彼のことは好きだったけれど、完全に、彼の人生に合わせないと、彼とは一緒になれない。彼の所有物になっていくような感覚があって。

でも、そんな感覚があることも、それを嫌に思っていることも、彼には伝えられませんでした。そんなことを言ったら、嫌われちゃうような気がして。いつでも、なんでも受け入れるような顔をしてしまって。

彼とデートの前は、私、ネットで時事ネタについて情報収集してたんです。知的な人が好きだって言ってたから、ちゃんと今のことを知ってる女性だって思ってほしくて。本当はくだらないドラマとか大好きだけど、ドラマなんてみません、フランス映画みますって顔してて。

無理しすぎたんだと思います。付き合い始めてから、1年くらい経った頃からかな。彼とのデートの前になると、お腹が痛くなったりジンマシンがでるようになってきちゃったんです。

それで、もうダメだって、別れたいって言ったんです。彼に、無理してたことを話したら、つらいおもいさせてごめんって、泣いてて。もし、こっちが無理せずに、普通に愚痴を言っても、受け入れてくれてたのかもしれないなって思いました。でも、もう遅くて、その時は疲れてしまってて、別れるっていう選択肢しか、自分の中にはなかったんです。

>>さなさんが経営者の彼と出会ったPARTY☆PARTY

 

結婚相談所での出会い「あ、この人と、結婚するかも」

ーーその後は?

さな:もう、一生ひとりでもいいかなと思って、過ごしてました。

でも、1年くらいすると、寂しくなってきて。

33歳になる頃に、もう一度婚活を始めたんです。

一番着実な婚活がしたいと思って、結婚相談所に入りました。本当に小さいところで。社長がスタッフの方と2人でやっている小さい結婚相談所。

 

ーーどうしてそこを選んだんですか?

さな:婚活ブログを読んでいて、その結婚相談所の社長さんのブログのファンになったんですよね。

会員の数も少ないみたいだったけど、結婚相談所のネットワークに入っていて、何万人もの人と自由にお見合いできるってことで、大手じゃないけど、この人にサポートしてもらえるならと思って、入りました。

 

ーーどうでしたか?

さな:2年かかったけど、結婚できたので、よかったんでしょうね。

その社長さんは、LINEでいつでも相談してってスタンスで。こっちが落ち込んでる時にも、ふっと連絡をくれたりして。高かったけど、続けられたのは、社長のおかげかな。

 

ーー旦那さんとは、どんなふうに出会ったんですか?

さな:向こうからお見合いの申し込みが入りました。39歳で、バツイチ。できれば初婚の人が良かったので、ないかなと思ったんですけど、とりあえずお見合いだけしてみました。

そしたら、すごく、楽しかったんです。お見合いの時から「あ、この人と、結婚するかも」と思いました。

 

ーーなにが他の人と違ったんですか?

さな:よくわからないんです。でも、向こうも、同じことを思ったらしいです。なんか合うなって。

会うたびに、合うな、似てるなって思うことが増えて。

さな:私、ミステリー小説が好きで、特に伊坂幸太郎の大ファンなんですけど、夫も同じで。一番好きなのは、重力ピエロっていう作品なんですけど、夫もその本が大好きで。

好きな食べ物とか、行ってみたい旅行先とか、話してて、全部が違和感ないんです。同じばかりじゃないんですけど、なんとなく、理解できるっていうんですかね。

 

ドキドキしない、運命もある

ーー運命、って言葉、思い浮かべちゃいますね。

さな:若い頃、妄想していた運命の人は、ドキドキして、胸がきゅんとなるような相手だったけど、そういうのはないんです。ただしっくりくる。こういう運命の感じ方もあるんだなぁと思いました。

 

ーー告白は?

さな:4回目のデートで、私から言いました。お付き合いしませんか?って。

そしたら、もう、付き合っているつもりでしたって言われて。向こうは、結婚相談所に入って初めてお見合いした相手が私だったらしいんです。だから、「普通の交際」の後「真剣交際」にうつるっていう結婚相談所の流れとかわかっていなくて。

その2ヶ月後に、プロポーズしてくれました。「今度は、自分が言うね」って。

 

ーープロポーズの言葉は?

さな:普通に、結婚してください、でした。

 

ーー彼の、婚姻歴は気になりませんでしたか?

さな:バツイチってこと、気にならなかったっていうと、嘘になりますね。

でも、気にしていても、仕方ないというか。もう、好きになっていたし、一緒にいたいと思っていました。

それに、言い訳しなかったんですよ、彼は。

これまでの婚活で、婚姻歴がある男性って、相手の女性側に非があって別れたっていう方が多かったんですね。奥さんに浪費グセがあった、とか、うつ病でどうしょうもできなくて、とか、浮気された、とか。

彼の場合は「自分が未熟だったんだ、自分が悪い」って繰り返していて。仕事が忙しく楽しい時期だったのもあって、共働きなのに家事は奥さんに任せきり、ちゃんと向き合わなくて、心が離れてしまったんだって。結果的には、奥さんに他に好きな人ができて別れることになったけど、原因は自分なんだって言っていました。

それを繰り返したくなくて、料理教室にも通っていて、実際、今、夫はすごく料理上手だし、話し合うことを大事にしてることがよくわかるんです。

婚活体験談「バツイチの夫が家事を頑張る姿」

 

ーーいい男ですねぇ。

さな:そうなんです(笑)

 

ーー結婚した後、今の生活はどうですか?

さな:10年前、王子様を待って、一人で妄想していた頃の自分が、幻みたいに感じられます。

普通のこの毎日がしあわせですね。

私は、誰かと一緒に暮らしたかったんだなぁと気づかされました。

 

ーー婚活中の方に、メッセージを。

さな:今まで、誰にも愛されなかったとしても、これからも愛されないわけじゃない。

これを、伝えたいですね。

 

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